『バロウズ』

映画『クィア/QUEER』原作者であり、20世紀最凶の作家にして破壊者 ウィリアム・S・バロウズの傑作ドキュメンタリーが蘇る 映画『バロウズ』 5月9日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開決定!

『バロウズ』
5月9日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開決定!5月9日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開決定!
バロウズバロウズ
アレン・ギンズバーグやジャック・ケルアックらと並びビート・ジェネレーションを代表する作家であり、発禁騒ぎにもなった『裸のランチ』はじめ衝撃的な実験小説を発表、<カットアップ>の手法で言語世界に新たな地平を示した文学界の極北ウィリアム・S・バロウズ。同性愛者にして麻薬中毒者、ウィリアム・テルごっこで内縁の妻を射殺するという驚愕の事件を起こし、晩年には画家や俳優としても活躍、ナイキのCMに出演するなど、破天荒過ぎる生き様そのものが20世紀最大のカルト・アイコンだ。映画『バロウズ』はバロウズ本人が全面協力し、自らの人生や文学スタイル、創作の秘密を語る最初で最後のドキュメンタリー。83年の製作当時高く評価されたものの、その後フィルムが紛失、2011年にデジタルリマスター化が実現するも、我が国ではソフト化も配信もされなかった伝説の作品がついに日の目を見ることになった。<妻殺し>の真相や銃への執着、強烈なブラックユーモア、詩の朗読、無機質な自宅の公開、そして常にスーツ姿の飄々と異様なたたずまい…。ギンズバーグやハーバート・ハンケといった友人の作家たちやフランシス・ベーコン、ブライオン・ガイシンらが出演、さらには兄や息子も登場し、謎につつまれたバロウズの複雑な肖像が浮き彫りとなる。死の国から手をふる偉大なる作家ウィリアム・S・バロウズ────21世紀になっても、まだ世界は彼を忘れることができない。
『ジャンキー』『クィア』『裸のランチ』などで知られ、
ビートルズ、デヴィッド・ボウイ、
パティ・スミス、カート・コバーン、
ジル・ドゥルーズ、デヴィッド・クローネンバーグ、
ガス・ヴァン・サント、ルカ・グァダニーノ
数々のアーティストに影響を与えたカルト・アイコン
やりたい放題に生きぬいた、
この問題爺の生きざまを見よ!!!
20世紀アメリカ文学の奇人ウィリアム・バロウズ。本作は本人の全面協力で作られた、伝記ドキュメンタリーの決定版だ。80年代初頭のバロウズ中興期を中心に、生家、ニューヨークの本拠地とカンザスの新居、さらに間もなく他界する兄や息子、妻の射殺の貴重な映像なども満載。彼をとりまく当時のニューヨークオルタナ文化圏も赤裸々に描かれる。そのうえサウンドはあのジム・ジャームッシュ!
『クィア』で始めてバロウズを知ったみなさんも、本作で是非この怪しいジジイの真価をご堪能あれ!
山形浩生(翻訳者)
嫌いなレストランにテープレコーダーを持ち込んで、直接手を下すことなくその店を潰したというオカルトエピソードが大好きです。
俺に塩対応する店、覚えてろよ!俺がテープレコーダーを持ち込んだ日がお前らの最後だ。
読んだことがなくても、これを観れば君もバロウズ博士!
中原昌也(ミュージシャン・作家)
昔、高円寺にオービスと云うマニアックな
レンタルビデオ屋があってそこで
The Cut-Ups
Towers open fire
が入ってるビデオを借りた。
白黒のサイケデリックを知った。
影響されて自分でも
音でカットアップをやろうと
テープを切り刻んで曲を作ったりした。
そのオービスにもう1つあった
ビデオがこの「Burroughs」だった。
今回改めて観たがバロウズの作品は
本人の声で朗読されて完成すると思った。
ヤマジカズヒデ (dip, yapoos)
こんなバロウズ、初めて見た! 稀代のオゲレツ作家・バロウズではなく、人間・バロウズを鮮やかに切り取った、入門編にして決定版!
恍惚の溜息……! 
彼の「真実」をようやく見たような気になった。
樋口毅宏(ハードボイルド育児作家)
二〇世紀NYアンダーグランドに最も影響を与えた作家、ウィリアム・バロウズの創作の第二次黄金期とも言える80年代のさなかに制作され、ふんだんに盛り込まれた自作の朗読シーンはもちろん、容赦ない評価を下す兄や、尊敬と愛情と困惑の入り混じった息子とのやり取りなど、人間味溢れる人物像も魅力。盟友アレン・ギンズバーグの代表詩「吠える」の冒頭を本人の前でテキトーに朗読するシーンが最高。
山路和広(Flying Books店主)
ヴェルヘルム・ライヒ博士のオルゴン・ボックスに閉じこもりキャッキャウフフするバロウズ翁に刮目せよ!実践魔術としてのカットアップ人生を宇宙の裂け目からピーピングする地獄の紳士録ファイナル・レポート映画、12年の時を経て遂に復活!!!
持田保(ライター・あなたの聴かない世界代表)
紳士。ドラッグ中毒者。コメディアン。酔っ払い。武器マニア。健康器具の愛用者。頑固爺。などのチグハグなバロウズ像が、彼の一貫して冷たく乾いた声の裏でぐるぐる変転して眩い。本作鑑賞後にバロウズの本を読むと、文字の裏にもそれら分裂的イメージが散って重なっておもしろい。
松田いりの(作家)

バロウズバロウズ
THEATERS
公開日 地 域 劇場名
関 東
5月9日 渋谷区 ヒューマントラストシネマ渋谷
近日公開 横浜市 シネマリン
6月28日 川崎市 川崎アートセンター
6月6日 高崎市 シネマテークたかさき
中部・北陸
6月21日 名古屋市 ナゴヤキネマ・ノイ
5月31日 金沢市 シネモンド
関 西
5月10日 大阪市 シネ・ヌーヴォ
近日公開 京都市 出町座
6月14日 神戸市 cinema KOBE
中国・四国
近日公開 広島市 横川シネマ
九州・沖縄
6月6日 福岡市 KBCシネマ
近日公開 熊本市 Denkikan
近日公開 那覇市 桜坂劇場
提供:マーメイドフィルム 配給:コピアポア・フィルム

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